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Posted by naturum at

2011年06月27日

山燗音 3 〜万願寺地区

 金曜給料もらった。今度どこに山燗しに行こかなーって考えたら、もういてもたってもいられなくて行く事にしたんだけど、そんな急にキャンプ場取れるはずもなく、それじゃぁ前回同様野宿する事に即決。 
今回はどこの酒屋で酒買って山行こかな?って思った時に、そう言えばウチの七ツ梅は燗で呑むのを推してんのに、じっくりしとことないなと思って、あぁじゃあ七ツ梅持って行こと。
それから、どうやら三田に酒蔵があるらしくて、見た事なかったんで現地に買いに行くことにした。

 
まずその三田の酒蔵、岡村酒造場へ。
三田中心からかなり離れた山と田んぼしかないのどかなとこにある。茅葺き屋根なんですよ。それがすごいいいなーと。直売所と試飲所と、その前にミニ茅葺き屋根の小さな家があって、そこは喫茶みたいに使ってるそうで、それをここの杜氏さんが仕込みのない時期に、四年かけて廃材さがしてきて、二年で作りあげたそうで。でもこれが素人の仕事か?ってぐらい立派な作りで。うわ、ここで呑みたいなー。と思った。

と、こんな話は、僕が行った時に対応してくれた若奥さんがしてくれたんだけど、すごい気さくな人で楽しくて30分ぐらい話し込んでしまった。また絞りたてが出る時期に、今度は一時間に一本しかないバス使ってここに来たいなー。でこの古代室という茅葺きの部屋で呑みたいなー。

岡村酒造場では三田壱という純米酒を買って、西に向かった。小野の方に行ってみようと思って。その時点で3時ぐらいで、もう探しに探して人里離れた山奥に設営地を見つけたのが7時前。いや、もう無理だな。。と思って車中泊も考えたけど。なんとか日が残ってるうちに見つかってすぐ設営した。


 いや、季節ですね。虫が凄いことに。iphoneで音楽探してる時もその光に大小様々な虫が寄ってくる、フライパンで肉焼いてる時も、なんか変な形の肉やなと思ったら蛾焼いてたり。ま、酒進んで酔ったら、そんな事もどーでもよくなったんだけどね。

 で、酒ですが、三田壱。設営する時にこれ開けて冷やでグッと煽ったんだけど、深い酸味が空腹を刺激して、もっともっと状態。設営し終わる頃には凄いいい感じに持って行かれて。すぐ燗したら、その酸味がさらに増幅してんまい。さすが地元で愛されてほぼ地元でのみ消費される酒だな。。と。900ml で1200円ほどですよ?このクオリティで。
で、七ツ梅を燗したんだけど。これは前回の玉川の生燗が性悪な極上の美女だとしたら、猫っぽい女の子が腕に手を絡ませて、とろんとした目でじっと僕の目を見つめながら「なーおさけおいしいなー」とか言ってるみたいな。。。よーわからんが。。

 で、音ですが、ash ra tempelがハマった。聴いたのはギターの人が一人で作ったアルバムで、ギターでミニマルなんをエフェクトきかしてるような。。反復が素晴らしいね。この日本酒の酩酊には。くるくる同じとこ回ってる感じが。
それから、65daysofstaticってバンド。最近の人でツタヤで借りてから聴いてなかったんだけど、むちゃくちゃかっこ良かった。なんか "モグワイ・ミーツ・エイフェックス・ツイン"とwikiに書いてあったけど、まぁそんなん。それを街でなく山で酔った時に良さがわかるとは。そんな音。
で、今回は最後には音全部消して、虫もうっとおしかったんで光も消して、杉林が風でわさわさいってるのを聴きつつ呑んだ。これが一番良かったかな。蛍がちらほら光って、それを酔った感で目で追ってるのが。

 蛍と言えば。それから11時頃に寝て、3時半頃トイレで目が覚めて外に出たら、もっとたくさんの蛍が飛び交ってた。あーここ黄泉?とか寝ぼけて思った。
それをぼーっと見ていたら、だんだん明るくなっていって、蛍も少なくなってった。なんか3時半に目が覚めて、あの光景に出会えた僕すげぇって思った。
で、それからコーヒーとか入れてのんでると5時になってすっかり明るくなったので、撤収して朝飯作って食って、6時そこから出て行った。

加西市万願寺地区から奥へ入って行った杉林。ありがとう。今回の山燗も楽しかった。

  

Posted by ファンキー4号 at 16:32Comments(0)山燗音