2013年05月25日
山燗音 14-(4)雨音に対抗する音
今回の酒は両極端であっち行ったり、こっち行ったり。
西村賢太「どうで死ぬ身の一踊り」読みつつ杯は進む
この女々しい筆者の自伝が、なめらかな文体で飽きさせない。
気温は寒くもなく暑くもなく快適だし。
薪に手を伸ばすと、おっとカエルが

何?焚き火の暖かいところに寄ってきたのか?
こんな音聴きつつ雨の静かな夜に、滑るような鯉川呑んで。
で、10時消灯。リサイクルショップでcolemanのコット見つけたのさ。
いや、雨の日にこれを使用できるのはすばらしい。
下からの雨漏り気にせず眠れる。テントにジャストサイズで入ったし
まだまだ雨はざんざん降ってたのだが、ぐっすり寝て6時頃起きた。

とりあえず、朝起きがけの焚き火。
今回このテントとタープの連結方法で全く濡れずに一晩呑めた。
曇った朝にこんな音。静かに呟くように。
しばらくしたら日差しがやって来た

全乾燥!!
そして撤収。何このカラカラの天気。昨日の雨が嘘のよう。

西村賢太「どうで死ぬ身の一踊り」読みつつ杯は進む
この女々しい筆者の自伝が、なめらかな文体で飽きさせない。
気温は寒くもなく暑くもなく快適だし。
薪に手を伸ばすと、おっとカエルが
何?焚き火の暖かいところに寄ってきたのか?
こんな音聴きつつ雨の静かな夜に、滑るような鯉川呑んで。
で、10時消灯。リサイクルショップでcolemanのコット見つけたのさ。
いや、雨の日にこれを使用できるのはすばらしい。
下からの雨漏り気にせず眠れる。テントにジャストサイズで入ったし
まだまだ雨はざんざん降ってたのだが、ぐっすり寝て6時頃起きた。
とりあえず、朝起きがけの焚き火。
今回このテントとタープの連結方法で全く濡れずに一晩呑めた。
曇った朝にこんな音。静かに呟くように。
しばらくしたら日差しがやって来た
全乾燥!!
そして撤収。何このカラカラの天気。昨日の雨が嘘のよう。
2013年05月23日
山燗音 14-(3)温燻音
燻製箱を作ろうと思った時に、じゃぁ何燻すの?ってなって
最初にブックマーク付けたのが燻製道士さんの「燻製記」
でそこから「男の手作り燻製」って本を買った。
そこから
かまぼこジャーキー
鶏もも肉の燻製
帆立貝柱の燻製
とりあえず朝、液に漬け込んでクーラーボックスに入れて
設営後、鶏肉を漬けこみ液と共に蒸し焼きします。

これを5分程で上げて、かまぼこも液を捨ててます。
そして貝柱は振り塩して、この三種類をキッチンペーパーで拭き取る

これを干しカゴに入れて1時間程乾燥する

この乾燥っていう待ちは、山時間では音と酒タイム
×
pink moon/nick drakeの呟くようなアコースティックに
オイルサーディンの油でもやし炒め。
強くなる雨音、鯉川のやさしいタッチからの軽い酩酊。
nick drakeの呟きが雨音と折り重なって、深くへ連れて行く。
っと。いかんいかん。燻製しなくては。
セッティング
点火!!
ついでに
点火!!
点火!!
と、火祭り。
最後の点火が今回初キャンプインの自作酒燗器。
これなんて作ったのもう2月とかぐらいでやっと使用
いや、良いよ炭でじんわり。湯が定温保ってるから
いつでも燗つけできるのが。
「香月」をぬる燗。これは生酒。
蔵元で買った時にこれ燗行けます?
って聞いたら、それは買った本人で試してください。
と最高の答え。そう酒呑み方なんて好きにしたいもんだ。
そして、この酸味が勢いつけた酒が温度上げると。。。
酸味がきゃいきゃい踊ってるがな!!酸味地獄。しかしそこは天国。
そして音は。

acid/ray buretto
アフロやで!!祭りやで!!酸味に酔いしれパーカスに揺らされ。
とか言ってるうちに燻製完成。

香りがヤバス。まず貝柱。おおおい!!きゅっと閉まって燻し香が生の見に食い込んでる
新たな燗酒に走らせる。はよ酒持ってこい。
「鯉川」の熱燗。こいつがクセモノ。
冷やの時は優しかったのに、燗つけたら入りはやさしくも酸どーんでコリッコリのコク
おいー燻製の個性的な味わいに対抗できる仕様になったやん。
これは冷やじゃぁ負けるけど、燗なら素晴らしくハーモニーやん
で、鶏肉の燻製を一口。コイツは貝柱と違ってやさしく覆う感じ
これは最高のアテを手に入れた。戦えるな。誰とか?
それで更には

かまぼこジャーキーinビーフン。
汁に染み込んだ燻し香。最初はどうか?と思ったがなかなか。
またまた杯は続いてく。
最初にブックマーク付けたのが燻製道士さんの「燻製記」
でそこから「男の手作り燻製」って本を買った。
そこから
かまぼこジャーキー
鶏もも肉の燻製
帆立貝柱の燻製
とりあえず朝、液に漬け込んでクーラーボックスに入れて
設営後、鶏肉を漬けこみ液と共に蒸し焼きします。
これを5分程で上げて、かまぼこも液を捨ててます。
そして貝柱は振り塩して、この三種類をキッチンペーパーで拭き取る
これを干しカゴに入れて1時間程乾燥する
この乾燥っていう待ちは、山時間では音と酒タイム

pink moon/nick drakeの呟くようなアコースティックに
オイルサーディンの油でもやし炒め。
強くなる雨音、鯉川のやさしいタッチからの軽い酩酊。
nick drakeの呟きが雨音と折り重なって、深くへ連れて行く。
っと。いかんいかん。燻製しなくては。
ついでに
と、火祭り。
これなんて作ったのもう2月とかぐらいでやっと使用
いや、良いよ炭でじんわり。湯が定温保ってるから
いつでも燗つけできるのが。
「香月」をぬる燗。これは生酒。
蔵元で買った時にこれ燗行けます?
って聞いたら、それは買った本人で試してください。
と最高の答え。そう酒呑み方なんて好きにしたいもんだ。
そして、この酸味が勢いつけた酒が温度上げると。。。
酸味がきゃいきゃい踊ってるがな!!酸味地獄。しかしそこは天国。
そして音は。

acid/ray buretto
アフロやで!!祭りやで!!酸味に酔いしれパーカスに揺らされ。
とか言ってるうちに燻製完成。
香りがヤバス。まず貝柱。おおおい!!きゅっと閉まって燻し香が生の見に食い込んでる
新たな燗酒に走らせる。はよ酒持ってこい。
「鯉川」の熱燗。こいつがクセモノ。
冷やの時は優しかったのに、燗つけたら入りはやさしくも酸どーんでコリッコリのコク
おいー燻製の個性的な味わいに対抗できる仕様になったやん。
これは冷やじゃぁ負けるけど、燗なら素晴らしくハーモニーやん
で、鶏肉の燻製を一口。コイツは貝柱と違ってやさしく覆う感じ
これは最高のアテを手に入れた。戦えるな。誰とか?
それで更には
かまぼこジャーキーinビーフン。
汁に染み込んだ燻し香。最初はどうか?と思ったがなかなか。
またまた杯は続いてく。
2013年05月20日
山燗音 14-(2)燻製しに日ヶ谷渓谷キャンプ場
で、雨予報よ。なに?なんて意地悪な。
朝起きて燻製の仕込みして、積み込んで、昼前に出発
怪しかった天候はすぐに崩れてしまった。
あーあ、降り出す前にせめてタープ立てたかったなー。
と思いつつ2時過ぎに日ヶ谷渓谷キャンプ場に到着
雨の中びしゃびしゃになりつつ設営。

おぉなんか焚き火用カマドあるし、イスあるし
それに水ハケ良くて、これだけ雨降ってるのに足下はキレイ。
ここはアタリだな。実際設営した後は濡れる事もなくぐっすり寝れた。
さて、とりあえず一杯。
狩場酒造場の「秀月」純米生を冷やでくいっと。
甘い酸味がやらかい渋味振りまきながら一点目指して
弓矢のように飛んでく。それが的を射抜いたら
反転して八方向に広がる!!そして甘渋がじんわり残る
で、鯉川は?クイッと。
のほほっほ〜こりゃ優しい。
すっと入ってきて、でもなんにも主張しないやん
と思ってたら酸味がすっとやわらかく立ってく
しかしそれを捕まえたと思ったらとっとと切れる
あれ?これだけ?って思ったら足下から
渋味が迫ってくる。この思わせぶりなタイムラグったら。
こんな雨の夕暮れには鯉川が合うなぁ。。。
なんてセンチメンタルな事考えてたら
スピーカーからSLYが流れ出した。

sly&the family stone 「 stand!」
この上り調子の頃のスライのファンク。
おい、何センチになってんのだ?
って言われてるようで。。。
そうきたら秀月にチェンジして燻製の仕込みしますか。
朝起きて燻製の仕込みして、積み込んで、昼前に出発
怪しかった天候はすぐに崩れてしまった。
あーあ、降り出す前にせめてタープ立てたかったなー。
と思いつつ2時過ぎに日ヶ谷渓谷キャンプ場に到着
雨の中びしゃびしゃになりつつ設営。
おぉなんか焚き火用カマドあるし、イスあるし
それに水ハケ良くて、これだけ雨降ってるのに足下はキレイ。
ここはアタリだな。実際設営した後は濡れる事もなくぐっすり寝れた。
狩場酒造場の「秀月」純米生を冷やでくいっと。
甘い酸味がやらかい渋味振りまきながら一点目指して
弓矢のように飛んでく。それが的を射抜いたら
反転して八方向に広がる!!そして甘渋がじんわり残る
で、鯉川は?クイッと。
のほほっほ〜こりゃ優しい。
すっと入ってきて、でもなんにも主張しないやん
と思ってたら酸味がすっとやわらかく立ってく
しかしそれを捕まえたと思ったらとっとと切れる
あれ?これだけ?って思ったら足下から
渋味が迫ってくる。この思わせぶりなタイムラグったら。
こんな雨の夕暮れには鯉川が合うなぁ。。。
なんてセンチメンタルな事考えてたら
スピーカーからSLYが流れ出した。

sly&the family stone 「 stand!」
この上り調子の頃のスライのファンク。
おい、何センチになってんのだ?
って言われてるようで。。。
そうきたら秀月にチェンジして燻製の仕込みしますか。
2013年05月20日
山燗音 14-(1) 〜もってくもん
やっと行ける。今回テーマは燻製箱で温燻。
前回から半年以上経ってるので近場のキャンプ場にしとこう。
しかも燻製の仕込みしなければならないので尚更近所で。
まず酒。

左はJR六甲道駅近くの「花木酒販」で燗にオススメの酒
山形の鯉川酒造 「純米吟醸 鯉川」
アルコール15.3
日本酒度 +5
酸度 1.5
アミノ酸度0.6
山形県産米「出羽の里」使用
右はキャンプ場いく道すがらいつも通る
狩場酒造場の「秀月」純米冷囲い生
狩場酒造場は一回目に伺ったきり2年振り
キャンプ空白が長かったので初心に戻る為にもええんとちゃう?
音は半年以上空いたしアホ程ある
本は


西村賢太「どうで死ぬ身の一踊り」
芥川賞作家の本っつても、無頼派?
作家してなかったら野たれ死にしそうな
今時そんな小説家おったんやな?って人
新田次郎「八甲田山死の彷徨」
山行する人にとってはバイブルみたいな本でしょ?
本屋眺めてて初めて目に入って、あぁこれか!!と
んじゃぁ。燻製箱と酒燗器作って、コット購入した。
このニューアイテム持って行ってみよう。
前回から半年以上経ってるので近場のキャンプ場にしとこう。
しかも燻製の仕込みしなければならないので尚更近所で。
まず酒。
左はJR六甲道駅近くの「花木酒販」で燗にオススメの酒
山形の鯉川酒造 「純米吟醸 鯉川」
アルコール15.3
日本酒度 +5
酸度 1.5
アミノ酸度0.6
山形県産米「出羽の里」使用
右はキャンプ場いく道すがらいつも通る
狩場酒造場の「秀月」純米冷囲い生
狩場酒造場は一回目に伺ったきり2年振り
キャンプ空白が長かったので初心に戻る為にもええんとちゃう?
音は半年以上空いたしアホ程ある
本は


西村賢太「どうで死ぬ身の一踊り」
芥川賞作家の本っつても、無頼派?
作家してなかったら野たれ死にしそうな
今時そんな小説家おったんやな?って人
新田次郎「八甲田山死の彷徨」
山行する人にとってはバイブルみたいな本でしょ?
本屋眺めてて初めて目に入って、あぁこれか!!と
んじゃぁ。燻製箱と酒燗器作って、コット購入した。
このニューアイテム持って行ってみよう。
2013年05月06日
燻製箱試行
やっと燻製箱が出来て、やっと使ってみることに。
試しなんで簡単なヤツを。

シュウマイ、カマンベールチーズ、貝ひも、イカくん、焼豚、ホタルイカ

それをこんな感じで並べて
カセットコンロにステンのボールのせて、その中にチップ入れて点火

いきなり庫内温度が40℃に上がったんで火力を絞る。
鍋を使った直火の熱燻じゃなくて、燻製箱のデカイ図体を利用して温燻をしたかった
カセットコンロミニを使ってるんで温度来るのか?って思ったけど
全然余裕だった。と、いうかどんどん庫内温度が上がる。
何度も何度も換気しても一旦下がってすぐ上がっていく
その度に火力をどんどん絞っていくんだけど、とうとう120℃まで上がった。
ああああああああ!!!!下がらない。これ熱燻やん。。。
しかもチップがすぐ燃え尽きて、何度も足していく。
おかしい?前スキレットでやった時は、一度も足したりしなかったのに。
と、焦ってワサワサしてる間に、全てがいい色に染まってきた。


なんだか、あんまりだなぁ。。。味も燻製感が薄いなぁ。
そりゃあ、あんなに一気に煙って、すぐ消えて、また足して
みたいな事続けてたらなぁ。。。ゆっくり長時間したかったのに
検証しなければな。って思ってフタを全部とって冷やしてたら
なんかガスコンロがゴーってすごい音してる。
あれ?絞っていったハズだけど?
で、よく見たら火力最大になってた。。なんやそれは!!
そりゃぁ温度上がるよ。火力調整ツマミを逆に回してた。。。。バカですか。
それからもう一度、庫内のブツを空にして火を入れ直して
火力調整すると、50℃あたりをキープできた。やれやれこれでいけるわ。
さて、仕事の方も一段落して連休が取れる、山にコイツ持ってくか!!


の、前に今夜はこいつで一杯やろう。

瀧自慢 純米吟醸 備前雄町/三重県名張市 瀧自慢酒造
雄町サミットで優等賞の酒。
this is 雄町って感じの旨味満載の甘み。そして後引く渋味。
試しなんで簡単なヤツを。
シュウマイ、カマンベールチーズ、貝ひも、イカくん、焼豚、ホタルイカ
それをこんな感じで並べて
カセットコンロにステンのボールのせて、その中にチップ入れて点火
いきなり庫内温度が40℃に上がったんで火力を絞る。
鍋を使った直火の熱燻じゃなくて、燻製箱のデカイ図体を利用して温燻をしたかった
カセットコンロミニを使ってるんで温度来るのか?って思ったけど
全然余裕だった。と、いうかどんどん庫内温度が上がる。
何度も何度も換気しても一旦下がってすぐ上がっていく
その度に火力をどんどん絞っていくんだけど、とうとう120℃まで上がった。
ああああああああ!!!!下がらない。これ熱燻やん。。。
しかもチップがすぐ燃え尽きて、何度も足していく。
おかしい?前スキレットでやった時は、一度も足したりしなかったのに。
と、焦ってワサワサしてる間に、全てがいい色に染まってきた。
なんだか、あんまりだなぁ。。。味も燻製感が薄いなぁ。
そりゃあ、あんなに一気に煙って、すぐ消えて、また足して
みたいな事続けてたらなぁ。。。ゆっくり長時間したかったのに
検証しなければな。って思ってフタを全部とって冷やしてたら
なんかガスコンロがゴーってすごい音してる。
あれ?絞っていったハズだけど?
で、よく見たら火力最大になってた。。なんやそれは!!
そりゃぁ温度上がるよ。火力調整ツマミを逆に回してた。。。。バカですか。
それからもう一度、庫内のブツを空にして火を入れ直して
火力調整すると、50℃あたりをキープできた。やれやれこれでいけるわ。
さて、仕事の方も一段落して連休が取れる、山にコイツ持ってくか!!
の、前に今夜はこいつで一杯やろう。
瀧自慢 純米吟醸 備前雄町/三重県名張市 瀧自慢酒造
雄町サミットで優等賞の酒。
this is 雄町って感じの旨味満載の甘み。そして後引く渋味。