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Posted by naturum at

2011年05月31日

山燗音 2

酒は京都の玉川の純米無濾過生原酒、と現地調達で川辺酒造の純米「悠久の酒」
まず川辺酒造は五件の酒蔵が合併して出来た猪名川唯一の酒蔵、
しかし行ってみたら建物は半分崩壊してて、ホンマにやってんの?って感じ。
屋敷の前にまだ新しいタンクが雨ざらしで置いてたんで、それ信じて電話したら
今出てるからもうちょい待っててと。で、一時間程車で寝てたらおばあさんが帰って来て、酒置いてる倉庫に通してもらう。で買ったのがその酒。がんばってね。
その時点で四時回ってたんで、大急ぎで設営予定の大野アルプスランド(無料)に行くと前日の台風の影響で閉鎖。そこから一時間程車で野営場所探して、山奥になんとか場所確保。急いで設営して焚き火始める。焚き火台にまず薪くべて燃やしていくけど、高さが高すぎて網置けないので、途中に炭に変える。バーナーで燗つけて焚き火台にフライパンで肉焼く。
 川辺酒造の純米。アルコールって感じのほんまの日本酒。最近華やかな酒ばっかり呑んでたんで、こんな実直な酒はやっぱりいいな。と。
 玉川の生酒。これは凄い。自家製の酵母がヤクザ。ぶっといコクと悪女な酸味。生やのに燗でもぜんぜん屁でもない。冷めてもへたる事知らず。
 で、音は前回の朝のpentanglesが良かったんでちょっと違うけど、PFMとかfocusとかcaravanとかぶち込んで行った。前半の酔いが上がってくるまではそこらへんとか、mouse on marsとか、あ、art blakeyのアフリカはすごいハマった。
で、酔いが回った後半はずっとダブ。audio activeから始まってON-Uでジャマイカのん、しかし玉川のぶっとい酒にはぶっといベースが似合う。そんで横で川が流れてたんやけど、煩い音が流れると川の音さえ聞こえないけど、ジャマイカのダブの隙間だらけの音は山の空気と音にぴたっと合う。ジャマイカのダブなんて正規の7インチの裏のオマケみたいな色あいと思ってたのに。よくわかった。日本酒の酩酊にハマる。
買ったのは焚き火台、前回の焚き火で直火にしたら、炭が最後に残るから「来た時よりも美しく」にならない。で買った。これさいこう。途中でバーナーのガスがなくなって焚き火台直で鍋で燗したが、これなかったら火種がないんでメシも食えんかった。
で、車のシガーソケット用のiphoneの充電器。前回帰りに電源切れて、これのmapアテにしてたから、切れてしまったら地図もなしに迷った迷った。
あと、猪名川の道の駅で生蕎麦買った。まさかこんな場所で締め蕎麦手繰るなんて。そしてそば湯も。
野営なんで5時起きで撤収。キャンプ地ならもっとだらだらしてるんだが。日が昇ったら誰が通るかわからんし。そんでわかった事は夜中、周りは漆黒でも空は曇ってても明るいということ。それから今回のキャンプ地閉鎖の事件で、そのうちやろうと思ってた野営が出来た。これはデカい。これを経験したら、もうどこでも行ける。

と、急ぎ足でこれ書いたのは、外にテント干してて、取り入れなアカンので。
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Posted by ファンキー4号 at 17:30Comments(0)山燗音

2011年05月17日

山燗音 1

何年か前、秋口にレイブパーティに行って、夜中寒さに震えながらコンロで酒を燗しつつ、眼前でみんな踊ってる景色が忘れられんくて、酒もって山行って来た。
とりあえず新政の純米4号瓶と、あとはキャンプ地の地酒買うとして、
上橋菜穂子の「獣の奏者」二巻。これの一巻読んだ時に、あぁこれは山で読みたいな。と思って。この機会まで取っておいた。
それからipodにフルでブチ込んで。
 
 行きしに篠山の狩場酒造場の秀月って酒を蔵元の販売所で買って。キャンプ地に着くと平日だけに誰もいなくて、気兼ねなくとりあえず大音量。ここではケルトの音がとても合って、とりあえず秀月。濃厚な酒。
 で、設営→たき火の薪集めで日は暮れて、後はたった一つのコンロで、燗つけて温度来たら、フライパンに変えてアテ焼く、それしつつ焚き火の火が消えないように管理しつつ、小さなランタンの下で獣の奏者読んでいく。

 しかし、山に来たら、酔い方が違うなと。なんか普段から酔って本読むってのをしたいけど、やっぱり目が付いていかないんよ。でもこの晩は読んだ本の内容が、シラフの時以上に入って来た。
あ、音も。街でdubstep聴いてもあんまり良さがわからんかってんけど、誰一人いない漆黒の中で、焚き火の光だけが頼りの中で、日本酒のドス黒い酩酊感でdubstep聴いたら、ものすごい事になりましたよ。
そこに新政の6号酵母の甘い香りが乗ったら。。。。最強でしょ。

 結局10時回った時に、あんだけたくさんあった薪も底をついたんで、消火して寝ました。
次の日の朝、山の朝の感じ。。。とipod探ってこれ!!って出て来たのがpentangles。これもやっぱり街中で聴く時と全然印象が変わってた。それからケルト、ジプシー。太陽礼拝しながらこれらを流すと軽くどっかに行けました。
で、ジプシー。クレズマーかな?もうこんなクラ吹きたい。遠い遠い道のりだけど。じゃぁちょっと吹いてこよ。

 また行くから山に燗つけに。獣の奏者を半分まで読んで止めた。それは次回行った時までに残しておくために。   

Posted by ファンキー4号 at 18:03Comments(0)山燗音